CASE REPORT

上下前歯のガタガタを
インビザラインで改善した症例

インビザライン・モデレート × 非抜歯矯正 × IPR

高槻ミライ歯科・矯正歯科 院長 森泉隆

この記事の監修医

高槻ミライ歯科・矯正歯科

院長・歯科医師 森泉 隆

歯並びの見た目だけでなく、 噛み合わせや機能面も考慮した矯正治療をご提案しています。

今回は、 「上下の前歯のガタガタを治したい」 というお悩みで来院された患者様の症例をご紹介します。

診査の結果、上顎は軽度、下顎は中等度の叢生が認められました。 また、噛み合わせにも軽度のズレがみられました。

今回はインビザライン・モデレートを使用し、 歯を抜かずに歯並びと噛み合わせの両方を整える治療を行いました。

CASE DETAILS

症例概要

主訴
上下の前歯のガタガタを治したい
治療内容
インビザライン・モデレート
非抜歯矯正
IPR(歯と歯の間のスペース調整)
治療期間
約10か月
治療費
660,000円(税込)
担当医
院長 森泉 隆
BEFORE 治療前
インビザライン治療前の口腔内写真1
インビザライン治療前の口腔内写真2
インビザライン治療前の口腔内写真3
↓
AFTER 治療後
インビザライン治療後の口腔内写真1
インビザライン治療後の口腔内写真2
インビザライン治療後の口腔内写真3
TREATMENT 01

前歯のガタガタ「叢生」の治療

歯が重なったり、前後にずれて並んでいる状態を 「叢生(そうせい)」といいます。

1〜2本程度の限られた歯並びの乱れであれば、 セラミック治療によって歯の形を整える方法を検討できる場合もあります。

一方、今回の患者様のように上下の前歯全体に叢生がみられる場合には、 歯そのものを動かして歯並びを整える矯正治療が一般的な選択肢となります。

01
CERAMIC

セラミック治療

1〜2本程度の限られた歯並びの乱れであれば、 セラミッククラウンなどによって歯の形や向きを整える方法もあります。

メリット

比較的短期間で治療を完了できることです。

デメリット

歯の状態によっては、 健康な歯質を削る必要があります。

02
ORTHODONTICS

矯正治療

矯正治療では、 ご自身の歯を動かすことで歯列そのものを整えていきます。

メリット

天然歯の形を大きく変えることなく、 複数の歯の位置や噛み合わせを整えることができます。

デメリット

セラミック治療と比較すると、 治療完了までに一定の期間が必要です。

TREATMENT 02

マウスピース矯正を選択した理由

矯正治療には、 主にワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。

今回の症例は、 ワイヤー矯正とマウスピース矯正のどちらでも治療可能なケースでした。

それぞれの治療方法の特徴やメリット・デメリットをご説明したところ、 患者様は 「矯正装置が目立ちにくく、日常生活への負担を抑えながら治療したい」 というご希望から、マウスピース矯正を選択されました。

今回は、叢生や噛み合わせの程度を考慮し、 インビザライン・モデレートを使用して治療を行いました。

POINT

今回の症例では、 約10か月で矯正治療を完了しました。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正には、 それぞれ異なる特徴があります。 「自分にはどちらが合っているのか知りたい」という方は、 以下の記事も参考にしてください。

TREATMENT 03

上顎は歯列を拡大してスペースを確保

治療前の上顎を見ると、 前歯に軽度の叢生が認められました。

上顎前歯の軽度叢生

この程度の軽度の叢生であれば、 歯列を適切な範囲で拡大し、 歯を並べるためのスペースを確保することで改善できる場合があります。

今回も上顎については、 歯列の幅を調整しながら前歯を整えていきました。

TREATMENT 04

下顎はIPRで歯を並べるスペースを確保

一方、下顎の前歯には中等度の叢生が認められました。

下顎前歯の中等度叢生

中等度の叢生では、 歯を並べるためのスペースを確保する必要があります。

今回は、 IPR(Interproximal Reduction) という方法を使用しました。

IPRとは、 歯と歯の間を必要な範囲で少量調整し、 歯を並べるスペースを確保する方法です。

今回は歯を抜かず、 歯と歯の間を必要に応じて約0.1〜0.5mmの範囲で調整し、 そのスペースを利用して前歯を整えていきました。

上顎と下顎で同じ方法を使うのではなく、 それぞれの叢生の程度に合わせてスペースの作り方を変えています。

TREATMENT 05

歯並びだけでなく、噛み合わせも整える

矯正治療では、 前歯の見た目を整えることだけではなく、 上下の歯がどのように噛み合うかも重要です。

今回の患者様には軽度の噛み合わせのズレがみられたため、 前歯の歯並びを整えると同時に、 奥歯の噛み合わせについても調整していきました。

治療経過に伴う歯並びと噛み合わせの変化

治療経過を見ると、 前歯の叢生が改善し、 上下の歯列が整っていく様子が確認できます。

また、歯の移動に伴って奥歯の位置関係も変化し、 噛み合わせが整っていく様子が確認できます。

矯正治療では、見た目の歯並びだけではなく、 上下の歯が適切に噛み合うことも重要な治療目標の一つです。

参考文献

Papageorgiou SN, et al. “Occlusal outcome of orthodontic treatment: a systematic review with meta-analyses of randomized trials.” European Journal of Orthodontics. 2024.

RESULT

治療結果

今回の患者様は、 上顎が軽度、下顎が中等度の叢生で、 噛み合わせのズレも軽度でした。

インビザライン・モデレートを使用し、 歯列の拡大やIPRを組み合わせて治療した結果、 約10か月で矯正治療を完了しました。

治療費は、 インビザライン・モデレートを使用したため 660,000円(税込)でした。

前歯のガタガタだけではなく、 奥歯を含めた噛み合わせも整えることを目指して治療を行いました。

なお、右上1番の補綴物については、 今後セラミック治療を予定しています。

RISK & SIDE EFFECTS

治療に伴うリスク・副作用

  • マウスピース矯正では、 決められた装着時間を守っていただく必要があります。
  • 歯の移動に伴い、 一時的な痛みや違和感が生じることがあります。
  • 治療中は歯根吸収や歯肉退縮などが生じる可能性があります。
  • IPRでは歯と歯の間のエナメル質を必要な範囲で調整します。
  • 治療後は後戻りを防ぐため、 保定装置を使用する必要があります。

※治療結果・治療期間には個人差があります。 適応できる治療方法や必要な処置は、 歯並び・噛み合わせ・歯や歯周組織の状態などによって異なります。

SUPERVISING DENTIST

監修医

高槻ミライ歯科・矯正歯科 院長 森泉隆

高槻ミライ歯科・矯正歯科

院長・歯科医師 森泉 隆

本記事は、高槻ミライ歯科・矯正歯科 院長・歯科医師 森泉 隆が監修しています。

当院では、 歯並びの見た目だけではなく、 噛み合わせや機能面も確認したうえで、 患者様のお口の状態やご希望に合わせた 矯正治療をご提案しています。

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歯並びや噛み合わせを確認したうえで、 治療方法・治療期間・費用についてご説明します。

01

ワイヤー矯正と
マウスピース矯正で迷っている

02

できるだけ歯を抜かずに
歯並びを整えたい

03

治療期間や費用を
知ってから考えたい

最初から治療方法を
決めていただく必要はありません

高槻ミライ歯科・矯正歯科では、 現在の歯並びや噛み合わせ、 ご希望を確認したうえで、 複数の選択肢から治療方法をご提案します。

それぞれのメリット・デメリット、 治療期間、費用をご説明したうえで、 ご希望に合った矯正治療を一緒に検討していきます。

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